お母さんに会いたい
お母さんに会いたい
こういうと母が他界したと思う人もいるだろう。
でも私の母は御歳50で存命中だ。
私は21でも母が恋しくて恋しくてたまらない。母が仕事に行って8時間離れるだけでも、何度母のことを考えて恋しくて寂しくなるだろう。
なぜ私が母にそこまで思うのか、それは母が私に与えてくれたものが大きいからだと思う。
幼い子供がお母さんと離れるのが寂しいのは、よくある事だけれど、21にもなってまだそこまで離れたくないと思うの?とおかしく感じる人もいるだろう。
私はうつ病になってから、母が死ぬほど恋しくなったのだ。
それまでは8ヶ月もアメリカ留学していた時は、会うどころか電話もせず声も聞かなかったし、一人暮らしも2年はしていた。確かに母のことは好きだったが、特に寂しい、今すぐ会いたいと思うことは無かった。
けれど、うつ病になってから母と少し離れるだけで心に咲いていた花が急速に枯れるように、活力を失い、心寂しくなる。
母はうつ病になってから、私のことを理解してくれ、沢山抱きしめてくれた。私が唯一頼れる人なのだ。
そんな人がいてくれるだけで私は幸せだ。